長女は機関車トーマスが大好きでした。その好きな度合いは女の子なのに大丈夫なのかと心配になるほど。
アニメ自体が幼児教育において悪影響に感じますが、トーマスは非認知能力を高めると言われているそうです。
非認知能力とは
IQや学力テスト、偏差値などのように点数や指標などで明確に認知できるものではないが、子供の将来や人生を豊かにする一連の能力。
やり抜く力、目標に向かって頑張る力、自制・自律性、自己肯定感、他社への配慮、コミュニケーション能力、論理的な思考力などが該当する。
どちらかと言うと、仕事や社会を通して必要とされる力が多い印象を受けます。
「会社で通用するかどうかは学歴では測れない」と言われますが、共通している点もあるかと思います。
因みに、この非認知能力が近年世界的に注目されているとの事でこれからもっとクローズアップされるかもしれません。
非認知能力の観点からトーマスについて考えてみました。
人や社会への関わり方を描写している
トーマスの物語を思い返してみると、まず「役に立つ機関車」になることが共通認識であり目標となっています。物語の中でもこの「役に立つ機関車」というフレーズは幾度となく出てきます。
これは、”社会の役に立つ”という意識そのものです。
困っている人や仲間を助けること、誰かの役に立つことが社会における自分の存在意義であったり、感謝される感謝する、そうやって人間関係ができあがっていくこと。
社会や人との関わりを描写しています。
多種多様なキャラクターとのやりとりから、自分と他者への理解を深める
トーマスに登場する多数のキャラクターはそれぞれ違う色と形であり性格にも個性が表れています。
学生生活や社会での人間関係の縮図のような登場人物の多さです。
多数のキャラクターのやりとりから様々な感情を学ぶことができます。喜びや楽しさ嬉しさは勿論のこと、仲間の活躍に焦る姿、親友が新しい友だちと仲良くする事への嫉妬、自分が認められたいがために暴走してしまう姿など。
人間関係上起こりうる感情が機関車達の日常を通して表現されています。
失敗から成功までの思いとプロセスが描写されている
機関車が判断を誤ったとき、間違いを犯してしまったとき、必ず挽回する方法を見つけています。
そして問題を解決したあとには、失敗の原因は何であったか。どうすればよかったかを話すシーンがあります。
トーマス達の失敗を通じて疑似体験ができ、失敗した後の行動についても模範解答を得ることができます。
大人が見ても、なるほど〜。と思ってしまうシーンが多々あります。
最後に
非認知能力は、社会の一員として生きていくための力が多く、トーマスの世界と通じることがあります。
「自分が成功するため、夢を叶えるため」とはまたちょっと違った、周りと協力して物事を達成することや協調性をベースにしている印象をうけました。
組織や団体を重んじる場面、個を活かす場面、どちらも大事に思いますがトーマスを通じて自らの成長と第三者の気持ちを知ることができるのはメリットだと思います。
非認知能力は、近年注目されているとのことで今後の動きが楽しみでもあります。
長女が大好きだったおすすめのトーマス知育おもちゃ。集中力・思考力・手先の器用さが備わったおもちゃで、とてもよく遊んでいました。