長女が水泳を始めたのはちょうど2歳でした。
最初のきっかけは、「水泳やってると体が強くなるらしい」と聞いたことでした。
長女は2歳までに2度入院経験があり、そのうえ熱性けいれん持ちでした。
その当時は熱が出る度にけいれんの心配でヒヤヒヤしていました。共働きゆえどうしても保育園に通っているともらってきます。
その上、食も細くモリモリ食べるタイプではなかったため、運動で体を鍛えようと始めたのが水泳でした。
水泳を始めるメリット6選
①風邪に罹りにくくなる
水の刺激で皮膚感覚が鍛えらえる、有酸素運動により免疫細胞が活性化するため、風邪をひきにくくなる。それまでは季節の変わり目など風邪をひいていましたが、水泳を習い始めて7ヶ月間、一度も熱が出なかったことに驚きました。
②全身をバランスよく鍛える
浮力により体への負担が軽くなります。また、球技の様に片方に負荷をかけることがなく、左右対象の繰り返しの動きのため、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。体がまさに成長している最中なので、全身をバランスよく鍛えられるのは嬉しいです。
③心肺機能の向上
水圧により呼吸筋が活発に動くため、陸上の運動よりも心肺機能を向上させることができる。持久力がつく!また、喘息の治療にも良いと言われている。
④水を怖がらなくなる
幼児期は、水が怖いために顔や頭を洗うのを嫌がったり、お風呂嫌いがよく見られます。水泳で水に慣れることにより、お風呂嫌いの克服になります。「水が怖い・苦手」という気持ちも小さいうちに克服してあげることで、小学校に入ってから苦手意識をもつことなく体育の授業に挑めます。
⑤育脳効果がある
普段の環境とは異なる水中運動で五感を使うことにより脳が刺激されます。水中という特殊な空間に自分の体を置くことが認知知能を高め脳に刺激を与える。普段と違う環境に身を置くことは脳への刺激にとても良いです。水中のほうができる動き、水中だとできない動き、体で感じ頭で考えることが育脳につながります。3歳までに脳の8割が発達すると言われているのでこの時期にたくさん五感を使うことが重要です。
⑥運動神経が良くなる
神経の発達は4歳頃に全体の8割、6歳で約9割、12歳でほぼ10割が完了するそうです。神経発達が終わる前に沢山の経験をして、神経に刺激を与えることが「運動神経を良くすること」につながると言われています。運動はやらせないと、やれないもの。やると自身がつき、どんどんやれるようになるものでもあります。「運動苦手」は実は「運動したことがないためやり方がわからない」だけだったりもします。神経発達の間に積極的に運動させましょう。

水泳のメリットはこんなにたくさん。
習わせたいけど、ただ通わせるだけで上手くなるもの!?
ワーママにとって一番難しいのは「通うこと」。
我が家では、平日休みの夫が「プール担当」になり、かろうじて通うことができています。スイミング教室は土曜日やっているところも多いため、始めやすい習い事だと思います。
どうしても通えない人は、地域や市民プールなどで行っているイベント参加から初めてみてもいいかもしれません。
平日休みの夫は、長女を連れて市民プールへ行くこともしばしば。
始めての場合はアームリングとヘルパーだけ揃えれば、安心してできます。
値段もリーズナブル。Amazonや楽天で簡単に購入できます。
水泳を始めてから意識すること3選
①楽しみながらも一生懸命取り組んでいるか
「親に言われて渋々通っている」「イヤイヤ通っている」状態では時間とお金の無駄になってしまいます。強引に続けてしまうとトラウマになってしまうことも。
また「コーチが怖い」「お友達とうまくいかない」「更衣室が嫌」など水泳自体は嫌いじゃないが水泳を取り巻く外的要因で嫌になってしまう場合もあります。子供が実力を発揮できる環境になっているか、水泳をやりたがっているか、子供と習い事の関係性を定期的にチェックするようにしましょう。
水泳を苦にせず通えている場合、次に一生懸命取り組めているかもチェックしましょう。月に1度でもいいので教室での様子を見学することをオススメします。
よっぽど水嫌いでない限りスイミングは楽しい部類の習い事に入りますがそれ故に、友達とわいわい遊ぶのがメインで一生懸命さや泳ぎを習得する目的から外れてしまうことも…。私も多忙ゆえに送迎が目標になってしまい、気づいたら長女は進級速度が遅く、お友達を作って遊んでばかりの現場を目撃しました。
本来の目的から外れすぎないように、教室に任せっきりにならないようにしましょう。
①コーチの話を聞いて理解できているか確認
水慣れや基本的動作をクリアすると本格的な泳ぎにはいっていきますが、運動神経など素質の大差は関係なく、進度を左右するのは話の理解度だと思います。
親がそばについて手とり足取り教えるわけではなく、グループレッスンになる場合がほとんどのため、特に幼児は話を理解し実践できているかどうかが進度に直結します。
「今日はどんな練習をしたの?」「コーチはなんて言ってた?」「何に気をつけて泳いだの?」など具体的なレッスン内容について会話をするようにしましょう。
お友達と遊んでばかりで進級が停滞していた時期、上のような質問を投げかけると「忘れた。」「わかんない。」と答えが返ってきました。
そりゃぁ進級が止まるわけだ。と納得しました。
②目標を設定する
目標やゴールの設定はとても大事です。
「○月までにクロールを卒業する」「毎月進級できるようにする」「泳ぐとき〇〇を意識する」。
なんでもいいので目標を決めましょう。
最初のうちは「プールの時間泣かない」「顔をつける」などから始めるといいです。目標を達成したら大げさに褒めて、成功体験を積みましょう。
水泳に慣れてきたら具体的な数字をいれた目標を設定すると、日々の練習にも締まりが出てきます。
我が家では、小学校1年生までに(小学校1年生中に)バタフライまで泳げるようにすることをロングゴールとしています。
ショートゴールは毎月進級すること!そのために今月は何を意識して泳げばいいのか。なにができるようになればいいのか。水泳教室の前後に話をすることで、教室での取り組みや意識が変わってきます。
最後に…
水泳教室は家での宿題もないですし、送迎バスもあったり、ワーママでも始めやすい習い事だと思います。
そしてなによりメリットがたくさん!通わせるだけでも十分ですが、せっかくの習い事なのでアフターフォローを忘れずに支えてあげることでグングン伸びていきます。
幼児期から始めた場合、水泳教室を通して着替えなど身の回りのことができるようになる、グループレッスンを通して話を聞くことができるようになる、挨拶やマナーが身につく、コーチを含め大人との関わりを学べるいい機会でもあります。
幼児期からぜひ始めてみましょう。