お話し 聞かせを始めました。
読み聞かせが一般的に絵本を見せながら読み聞かせるのに対してお話 聞かせは耳を傾けて聞くだけになります。挿し絵がないため目で理解することができず、読み聞かせより難易度が高くなります。
今回、お話し聞かせする本がこちら↓

タイトルの通り、366のお話しが集約されているかなり分厚い本です。1日1話ずつ振り分けされているので順番に読み進めれるようになっています。
勿論、一覧から選んで好きなお話しから読み進めてもOKです。

見開き半分が1日分のお話になっています。1話につきフルカラーの挿し絵が1つ描かれています。よってお語のイメージが湧きやすく想像力を掻き立たせてくれるとともにお語の理解度が深まります。
バリエーション豊かな約360話が1冊に集約
この本を購入した決め手は、お話しの種類の豊富さ。約360話を1冊ずつ集めるのはとても大変なので1冊にまとまっているのが嬉しいです。
集約されているお話は、昔話・童話・伝記・落語・詩・普遍的な名作・世界の名作、ギリシャ神話、アラビアンナイト、西遊記、アンデルセン、イソップなど。
日本文化・世界的な名作にも触れることができます。長編の原作(星の王子様や赤毛のアンなど)も2日〜3日に分けられているので、次の日のお楽しみ。が作れるのも親子で楽しめるポイントです。
その他「あくび指南」や「雨ニモマケズ」「この世のはじまり」「わたしと小鳥と鈴と」など日本代表作も十分に揃っておりとっても種類が豊富です。
西遊記など長編シリーズはオリジナル(原作)でないためデメリットでもありますが、「こんな話があるんだ。このお話し好きだから今度は絵本で読んでみよう。」ときっかけ作りにしています。
心・知識・脳を育む
「聞いて楽しい」だけでなく、「知識がふえる」「ちょっと賢くなった気分になれる」伝記・落語・詩・普遍的な名作。日本の偉人、日本の文化を家庭で自然に取り入れることができます。ゆくゆく知る人物であったり、教科書などで学ぶ作品ですので人生に役立つこと間違いありません。
暗記が有名な「じゅげむ」ですが、元となる落語を聞かせたことはありませんでした。「じゅげむ」ってこうゆうことなんだと長女はとてに喜んで聞いてくれました。なかなか落語に触れることはないためこの本のおかげです。
長女は一休さんのとんち話もお気に入りで、頓智を理解しようとする、頓智がわかり笑うなど知恵が育まれているのを実感しています。
絵本のように目で理解することができないため、読解力が必要です。わからない単語があったら「どんな意味?」と聞くことや「こういうことなの?」と質問されることが多々あります。物語を一生懸命理解して、イメージを想像しているため脳トレや国語の練習にもなる様子が伺えます。
1話毎にあるPOINTが読解の手助けをしてくれる
各お話ごとにPOINTという一言が設けられています。
POINTでは物語から学ぶ教訓や、子供へのメッセージ、読み方のアドバイスが掲載されています。
例えば「山月記」では
トラになった原因は、原作では「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」とあります。大人にとっても難しいテーマです。
頭のいい子を育てるおはなし366 山月記
など、物語の読解を手助けしてくれる一言、共感できるメッセージが掲載されています。お話を読んだ後にPOINTも伝えることで、感想を言い合うことができたり思いがけない成長を知ることができます。
成長と共に長く読み継ぐことができる
幼児期によく聞いた昔話から、ちょっと難しいお話までレベルが豊富。
同じお話も成長と共に違う感想が返ってきたり、新たな視点の発見があったりするものです。
また、子供が一人で読むことができるように全ての漢字にふりがながふられているため、幼児期から小学校まで長く読むことができます。
読み聞かせの次はお話聞かせを!
長女は年中(5歳)の頃がお話聞かせが好きのピークでした。パラパラと本をめくりながら挿し絵を見て読むお話を決めていました。多い日では10話ほど読む日もありました。
たくさんのことば・たくさんのイメージを持ってくれると共に、親子のスキンシップ、子供の成長を感じる貴重な時間となります。
長く使用できる実用的な本でおすすめ。まずは1日3分から♫