【ラチとらいおん】あらすじと感想〜踏み出す勇気がもてる読み聞かせ絵本〜

 月齢に関わらず、何度読んでも勇気と希望を与えてくれる。そんな本が「ラチとらいおん」

 絵本には珍しい、黒の表紙とこのサイズ感が可愛らしくて見た目も好きです。マレーク・ベロニカ さん著書。くもんの推薦図書一覧にも載っている世界の名作の1冊。図書館でも、世界の絵本シリーズで必ず見つける事ができると思います。

あらすじ

飛行士になりたい夢をもつラチ少年は世界一のよわむし。暗い部屋、犬、友達さえも怖がるラチは周りにバカにされいつも独りぼっち。それでも心のどこかにある「本当は強くなりたい」想いからかお気に入りは百獣の王「ライオン」の絵。「こんなライオンがいたら、、強くなれるのに。」そんな一言が形になり、”ちいさい可愛らしい”ライオンがラチの元へ。最初は馬鹿にするラチですが、ライオンと強くなるための修行を重ねる事で弱虫から勇気ある少年へと成長していく。いつか飛行士にもなれるかも。そんな気持ちにさせてくれる絵本。

ラチ少年のサクセスストーリーを通じて、ぼく・わたしにもできるかも。挑戦してみようかな。と踏み出す勇気、ポジティブの疑似体験ができます。 

幼少期から、”自分は出来る””やれば出来る”と本人が自覚することはとても大事。根拠のない自信でも、自分には可能性がある、いつかできると思う子に育ってほしいものです。

また、ラチとらいおんの修行を通して努力の大切さ、苦手を克服していく達成感を感じる事ができます。

今はダメでも、希望を持ち続け努力を怠らなければいつか飛行士になれるかも。

自信が持てず弱腰になっている時、踏み出す一歩がほしい時、壁にぶつかった時、ぜひ読み聞かせに加えてもらたいです。

 

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