公文式 を一人立ちしたのは3歳半。教室付添いを卒業でき、ぐんと親の負担も減りました。
フルタイム勤務後、18時半から公文でお勉強開始。
日中の幼稚園疲れで教室で集中できない、だっこから離れない、公文の教室目の前にして寝落ち……なんてことも多々。
本当によく頑張りました。
1人で通うようになるまでの取り組み(フルタイムママ+3歳むすめ)
①睡眠時間を整え規則正しい生活
②宿題をペース通りに毎日行う 怒って宿題をやらせない
③朝登園時に「今日は公文だよ」と伝える
④幼稚園で問題を抱えていないか確認 情緒の確認、家では甘えさせる

「幼児期はアップダウンの波がどうしてもある。」と先生から聞いていました。メンタルケアをしながら、お勉強の習慣化がポイント!
①睡眠時間を整え規則正しい生活
親がフルタイムだとどうしても大人の時間に合わせがちになってしまいますが…
”まだ幼児”であることを忘れず、睡眠時間をたっぷりと。3歳〜6歳では個人差はあれど11〜13時間の睡眠が必要と言われています。睡眠不足は成長への悪影響、集中力や記憶力の低下などデメリットだらけ。
現状、その子にとって適した睡眠時間を十分に取れているか確認し、必要な睡眠時間をしっかりと確保しましょう。寝る時間と起きる時間をちゃんと決めましょう。
日中の保育園や幼稚園での活動で疲れているときは、なによりも睡眠!
「今日はなんだか疲れてそう。」と感じたときは夕ご飯もテイクアウトやお惣菜などとにかく時短で済ませすぐ寝かせてました。
帰宅途中の車内で寝落ちしてそのまま朝まで…。なんてことも。
ワタシの中では睡眠>ご飯・歯磨き・お風呂
お子さんの睡眠時間に合わせて、大人が生活を変えることが重要です。
②宿題をペース通りに毎日行う 怒って宿題をやらせない
親目線だとどうしても、“教室に通うこと”がゴールになりがちですが、そもそも公文式は毎日プリントに取り組むことが大事であり、取り組む場所が週に2回は教室、残りはお家というスタンスです。
もし、教室に行く前に焦って宿題を終わらせているのであれば毎日プリントに取り組む時間を決めて改善が必要です。
しらたまちゃんの場合、毎朝起床後にプリント学習していました。
理由① 起床後2時間は集中力が最も高まる時間、脳のゴールデンタイムを活用して効率よく学習を定着させる。
理由② 朝は仕事、来客、電話など、邪魔が入らない。
理由③ 一緒に取り組むことで親子のスキンシップを測れる。
逆に言うと、毎日プリント学習に取り組めているのであれば、親の仕事都合で連れていけない日があったり、寝落ちや疲れにより夕方通うのが困難な場合は、宿題交換でOK。
教室によっては別日にZOOM学習もしてくれるようです。(これはコロナのおかげ?)
これは先生にもよるかもしれませんが…家でのプリント取り組みの様子をスマホで撮影して先生と共有することもありました。
家では出来るのに教室ではやらなくなる。など、幼児は情緒のアップダウンがお勉強の進度にも直結してしまいます。家での取り組みを先生と共有することで、先生も指導がしやすくなるようです。
一番気をつけていたことは…宿題を怒ってやらせない!ことでした。
すんなり宿題に取り組んでくれないことも、時間がかかり仕事に遅れそうになることもありましたが…「早くやりなさい!」と命令したり、怒ったりしないようにとっても気をつけました。
怒るより叱るを意識、叱った頻度も1割ほど。数回です。
叱った内容は、過度なワガママ、プリントを足で踏む、床に寝転がってプリントをやるなど態度が悪い時です。叱る時はなるべく平日を避け、アフターフォローができる休日がベスト。
じゃあどうやって宿題を怒らないでやらせれるか?
長女の場合、学校ごっこがHITしました。
幼稚園の先生になりきり、

「これから、朝のプリント学習をはじめます」
から始まる、プリント学習(ごっこ遊び風)です。プリント学習の要素に少しだけごっこ遊びが入っただけですが、本人は遊びと思っているため取り組みやすいのがおすすめ。
いつも大事にしているぬいぐるみ達を並べ、出席を取り、「今日のズンズンやってくれる子は誰ですか〜?」と聞くと、「はーい!」と手をあげぬいぐるみ達にお手本を見せる形で取り組んでくれました。公文は苦しいお勉強。お勉強って苦しいんだ。と思わせない事がポイントです。ごっこ遊び風の学習はかれこれ1年近く続きましたが、4歳になった頃にはごっこ遊びすることなく、朝起きたらすんなりプリントに取り組んでくれるようになりました。
最初は平均30分、気分が乗らないときは1時間近くかかることもありましたが、今では15分で完結。
③朝登園時に「今日は公文だよ」と伝える
保育園・幼稚園に送る時、「今日は公文だよ。」と伝える。
簡単なことすぎて「効果ある?」と思われがちですが意外にとても重要。幼い頃から1日や1週間のスケジュールの感覚が身につきます。園で遊んだあとはどうしても気持ちが興奮し遊びモードのままだったり、疲れて甘えたい気分だったり。そんな時に突然、「今から公文だよ。」と言われると当然ながら気持ちの切り替えができず「嫌だ。まだ遊ぶ。」「今日は行きたくない。」となってしまいます。時間に追われるがゆえに親もイライラし悪循環に陥りがち。
大人だって楽しい事している時に嫌なこと・苦手なことに水を指されたら嫌ですよね。なので保育園や幼稚園に送る時、「今日は〇〇の後公文に行くからね。」と声がけをすることで子ども自身も公文に行く事が認識でき、心の準備ができます。嫌々が続く時には、公文の前にちょっとしたご褒美を用意するといいです。
おやつを1つ食べてから行く、絵本を1冊読んでから行く、じゃんけんなどのミニゲームをしてから行く、抱っこ&ぎゅーしていから行くなど。
娘ちゃんも18時から公文に行っていた時は園で遊んだ疲れもあったようで、車の中で気分転換をしてから公文に臨んでいました。
幼稚園で問題を抱えていないか確認 情緒の確認、家では甘えさせる
フルタイムで仕事をしていると、1日に子供と接する時間は本当にわずか。夕飯の準備やお風呂など子供に付きっきりで遊ぶこともなかなかできません。
帰宅後は、保育園・幼稚園であった事を聞いたり、遊んだり、1日あったことを整理し休める時間にしていました。帰宅後の公文学習は一切せず朝学習のみ。
毎日通わせていると当たり前だと思ってしまいがちですが、保育園や幼稚園って子供にとっては『頑張る場所』なんです。家と同じようにワガママを言えない、家では許されるけど園では我慢しなければいけない、納得できずモヤモヤすることがあったetc… 子どもたちはあらゆる感情を経験しています。そのため、お家はとにかく『安心できる場所』『外で経験したことを消化しリフレッシュできる場所』にしてあげる事が大事。
ワーママは特に子供と過ごす時間が少ないため、心の状態の把握が何より大事!
こんなふうに考えてみてください。家を建てるために一番大事なのは土台や骨組みです。どんなに大きな家も外観にこだわった素敵な家もブレない土台と強い骨組みがないと建つことはできません。
子供の心の状態とは土台・骨組みの部分をさし、公文・お勉強や習い事は外観になります。悩みや迷いがなく安定している心(土台)があってこその、公文・お勉強・習い事です。
いつも不安がある、寂しくてたまらない、ストレスを抱えている、そのような心(土台)の上では立派な家は建てる事ができない、建てたとしても途中で崩れてしまいます。
幼児期は特にこの土台を作る時期だと思っています。進度に囚われすぎず、強固な土台を作り上げることに意識し、心の状態チェックと愛情をたっぷり注ぐ事を意識してみてください。
ちなみに、長女は1年近く低迷した時期がありました。私が仕事で多忙すぎた事も原因のひとつです。お勉強の進度に固執しすぎず、親子共々疲れを癒やし、楽しくやれる範囲でやりました。結果、波を超えた後の進度は早く、今では朝起きると自らプリントに取り組みます。
最後に…
公文に通っている子の中にはいわゆるスーパーキッズや、専業主婦でマネージャーの様にサポートしている親御さんがいます。
そのような状況を見て「フルタイムで共働きだから無理」と思わないでください。
私が幼い時期から公文を始めた理由は、『学習は楽しいと感じてほしい』と『勉強の習慣化』でした。わたしが通っていた受験小学校には当たり前に天才秀才がいましたが、彼らに共通していたのは、「勉強を楽しんでいること」でした。幼いながら学ぶこと・わかることの真の楽しさを知っていました。そして、宿題など学習のルーティンが備わっており、当たり前のように毎日取り組んでいました。
勉強に対してまっさらな状態の幼児期こそチャンスなのです。
今の努力は必ず身を結ぶと信じがんばりましょう^^