【2歳半が楽しむ虫と体験学習】セミの羽化を観察してみた感想

2歳半になり夏は自然と昆虫に触れさせたいと思っていた時、おじいちゃんがセミの幼虫を持ってきてくれました。

ことのはじまりは、おじいちゃんがセミの抜け殻を見せたことでした。長女が大喜びし手に持ち「かわい〜!」とニコニコしていたため、今度は生きている幼虫を持ってきて羽化を見せよう!と思ったそうです。

私は虫が苦手ですが親が初めから「虫は嫌い。害虫。気持ち悪い。」と教えてしまうと子供はその通り真似し、それ以上学ぶ事も発見することもなくなってしまうのでぐっと堪え娘の興味のままに従い、後押ししていました。

おじいちゃんがセミの幼虫を取り出しカーテンへくっつけます。
これまで抜け殻しか見ていなかったので、初め歩き出した時は「ひいっ!」と顔をしていましたが、すぐ「ノコノコ〜!」と嬉しそうに話しかけていました。

翌日には成虫になるとのことで幼虫は我が家のカーテンを一番上まで登り、着々と羽化への準備を初めまていました。

「明日の朝には飛び回ってるかもな。」と言われた時にはさすがに「ひいいっ!」と思いましたが、長女も喜んでいますし、部屋の扉を閉めて2階の寝室で寝れば安心だと思い良しとしました。

夕飯を食べている間に背中が割れ、白緑のものが出始めました。

長女は大興奮。「なんで」攻撃が始まったので、図鑑を見せながら説明をします。最後に、1週間しか生きられないからね。今、セミはとっても頑張っているからカーテンに触れちゃダメだよ。と教えます。

お風呂に入る頃には、顔まで出てきてエビゾリ状態。目が合ってしまい背筋がゾゾゾゾゾ。
しかし、私がビビっても怖がってもそれをケラケラ笑って夫と面白がるくらいセミとの距離が縮んだようです。

そんな調子で2、3時間であっと言う間に成虫の姿に。それからはどんどん色が茶色くなってきました。

朝、「みーん。みーん。」と鳴き声を聞ける事を心待ちに長女は寝ました。

虫の不思議・神秘性を感じました。羽化し全く異なる姿へと変化するって凄いなと思いました。

夏になると何気なく耳に入るセミの鳴き声ですが、羽化という大イベントを終えて限られたものだけが成虫として生涯を終えれると思うとセミの鳴き声も感慨深く思います。

命あるものには必ずドラマがあることを再認識させられます。

この時の体験からセミの羽化は毎年恒例行事となりました。中には成虫に成れなかったセミも居て、命の大切さや羽化の大変さを学ぶこともできました。

そして長女が年中の夏には羽化を無事に終え成虫になったセミを手で持って自分で逃してあげれるほどセミに慣れていました。

季節を感じ、命の大切さ、生命の神秘を感じることができる体験学習となりました。

図鑑やテレビで見るのもとてもおもしろいですが、機会があれば是非体験してほしいと思います。

また別の機会に写真をアップしようと思います。

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