【小規模保育園の感想】2年通って感じたメリットとデメリット

1歳から通っていた小規模保育園ですが、進学のため退園。

長女が通っていた保育園は0歳、1歳、2歳児対象の小規模認可保育園。元々幼稚園を運営していた学校法人による第2の新設保育園でした。商業中心地にあることより働く人にとって利便性に優れていますが、園庭に広い土地の確保が出来ない、建物の条件などの理由から小規模保育園運営の様です。

私自身保育園に通った事がないため、最初は保育園にいれることへの罪悪感と不安でいっぱいでした。受かった小規模保育園は当時、保育園めぐりを5園以上した中で第二希望としていた園でした。

第二希望とした理由はやはり、園庭がない事、小規模だとお友達できないのではという理由からでした。

ここが良い!小規模保育園の魅力

アットホームな雰囲気でほぼマンツーマンの保育環境

全体人数が10〜15名(0〜2歳)のため、0歳児・1歳児はほぼマンツーマンで保育をしてくれます。集団に埋もれることなく、目が行き届きやすいというところが親としては安心。また、集団行動の規則が他より若干優しい印象も受けました。(これは親として大変助かりました。持ち物の名前記入漏れがあっても、先生が誰の洋服かすでに知っているなど。)少人数だから出来ることですが、個人の意思を尊重してくれる傾向にありました。

長女はオムツを1歳半頃に卒業しましたが、保育園の先生がトイトレをしてくれました。先生が長女のトイレリズムを把握し「もうできるかな?」との事でトイトレを進めてくれました。個人の成長速度に合わせて対応してくれるのも小規模保育園ならではと思い非常に感謝しています。

社会性を養う教育と安心感がある家庭的なきめ細やかさ

社会性と家庭的の両極端が備えられていると感じました。たまたま昼に迎えに行った時、食事前後の手洗い、配膳、後片付けなど、規律正しく教育されている光景を目にして、「外ではこんなにお利口なんだ。ちゃんと手洗い、お片付けができてる!」と思った事を覚えています。その一方で、お散歩の度に大量の石や木の実を拾ってくる長女。毎回先生が、お土産として持たせてくれました。また、お別れの色紙には大親友のお友達との1枚が用意されていて、先生の心遣いを感じました。

お友達が泣いていると上の子も下の子もみんなで「どうしたの?」と駆け寄る団体感もあり幼いながらに関心しました。親元を離れる寂しさもある年齢なので社会性を学ぶ機会と、家で過ごすように自分の意志を尊重してもらえる機会があったのは心のバランスが取りやすかったのではと感じています。

園や先生の雰囲気が親しみやすいため、親としても相談もしやすく助かりました。

縦割り生活で上を真似て、下を気にかける心が育つ

0〜2歳が同じ部屋で一緒に過ごしています。そのため、上の子の影響がすごく強かったです。

長女が入園した当時、2歳児が6名ほどいました。いつも誰かしらお兄ちゃんお姉ちゃんが一緒に遊んでくれたようで、そのおかげで言葉のスピードはとても早くなりました。

「上の子達を追いかけて一人で滑り台の階段登って滑りましたよ。」と報告を聞いたこともあり驚きました。自分より大きい人=刺激的で楽しいというイメージが定着したのか、3歳の時点で小学生が遊んでいるところにも駆け寄り積極的に話しかけるようになりました。

その一方で最年長になると、「今日〇〇ちゃん、泣いてたからよしよししたの。」など下の子を気にかける優しさも出てくるようになりました。

ここが物足りない!?小規模保育の弱点

園庭が狭い!

思いっきり駆け回る事ができるような園庭ではなかったため不安でしたが、幸いにも近隣には公園が何箇所もあり、園児たちは色んな公園遊びを楽しんでいたようです。また、母体である幼稚園保育園にバスでお出かけする事が月に数回あり、広い園庭遊び、じゃがいも掘りなど畑遊びを楽しんだようです。

友達が少ない!

長女が入園した当時は数ヶ月違いで女の子と男の子2人が入園。ずーっと一緒の仲良し4人組でした。

女の子とは大親友でいつも仲良く遊んでいたようです。男の子とも基本仲良しなのですが、やはり手が出てしまう男の子に「嫌だ。」と言う時期もありました。

人数が少ないため、友達との相性=園に行く行かないに直結してしまう恐れがあります。長女の場合は、上の子と遊ぶのがすごく好きだったようで、最年長になってからは物足りなさを感じていたようです。ただ、親としては人数が少ない事が病気の蔓延も少なく助かっていました。

人見知りな子や内向的な子は少人数の方がだんだんとお友達に慣れていけると思いますが、元から外交的で集団で遊ぶのが好きな子には物足りなさがあるかもしれません。

ゆでたまごS
ゆでたまごS

個人としては、個々を尊重するアットホームな雰囲気や縦割り保育にメリットをとても感じました。第一子だったため、上の子から刺激をもらえたことは成長の上で重要だったと。

約2年大変お世話になった保育園でした。ありがとうございます。

長女の人生で、もう保育園に行くことはないんだなー。と思うと感慨深いです。

今を大切に。

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